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自律神経失調症の知識
体がフラフラして、外出するのが怖い、めまいがして手足も冷える、胃腸の調子が悪い、体中悪いところだらけなのに病院で診てもらっても異常はないといわれた。
このような症状に対して、自律神経失調症という診断名がつけられ、自律神経失調症は、内臓や器官に異常がなくても、その人の生活習慣のかたよりによって、体を働かせる自律神経の機能が調和を崩すために起こるものです。
そのために、検査では異常が現れないことが多いのです。
自律神経失調症が起こる要因には、その人の生活の仕方と感受性、その人が感じるストレスの強弱などが関係していることが多いと考えられています。
ストレスも軽いうちなら楽に処理することができますが、それが重く、長く続くと、精神的にも肉体的にも疲労困憊した状態に陥り、生体の恒常性維持機能が崩れ、やがては自律神経失調症としてあらわれてくるのです。
自律神経失調症は、女性のほうが多く、女性の体は月経、妊娠、出産、閉経など男性にはない複雑な内部環境の変化があり、また、社会的役割が評価されにくいこともあって、職場、家庭生活、育児、介護などの中で、不安や葛藤
、緊張、欲求不満の状態に陥りやすいといわれます。
また、自律神経失調症のは、1人でいくつもの症状を抱えており、これは、自律神経が全身にくまなく張りめぐらされているために、ある部分が変調をきたすと、一見関連性のないほかの臓器にまで影響を及ぼすためです。
体がだるい、気分がすっきりしない、何もやる気がしない、などの症状が、少々の休養では解消できなくなり、現実の生活に支障をきたし、また、対人交流がおっくう、悲観的に考える、などの抑うつ症状が出ていることもあります。
うつ病がんばるな!
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