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うつ病治療の精神療法
精神療法は、うつ病の人に寄り添うことで、心に働きかける治療法です。
@支持的精神療法
苦しみや悩み、不安を汲み取り、それを理解して支持し、心の葛藤を和らげます。
暖かく見守られて、無理のない考え方や生き方を見出していきます。
A認知療法
うつ病におちいると考え方や物事の認識にゆがみが生じますので、こうした物事の見方や考え方である認知を修正するのが認知療法といいます。
認知療法では、白か黒かという2分割思考や悪い方にばかり考えるマイナス思考などのゆがみを合理的な思考に導きます。
<事例>
仕事でミスをした
↓
上司や同僚に駄目人間だと思われ、もう仕事を任せてくれない(ゆがんだ認知)
↓
ミスをすることはよくないが、失敗したからといって全てが否定されるわけではないし、失敗をすれば、次は失敗をしないようになる。(修正)
B対人関係療法
うつ病の要因には、夫婦や親子の間でのしがらみ、上司との折り合いなど、人間関係のいざこざが少なからずあります。
この対人関係の不都合を本人が前向きに解決していくよう取り組むのが対人関係療法です。
精神療法は、一般的にうつ病がある程度回復した時点で始まります。
うつ病の初期には、会話を続けることが負担になり、重症では思考が停止しているので、人の助言や配慮を受け入れる余裕はありません。
うつ病がんばるな!
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