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新型うつ病の特徴
うつ病とは、憂うつやおっくう感のため、何もできなくなる、自分を責める、といった症状が典型的ですが、新型うつ病の症状は、次の特徴があります。
@20〜30代前半での発症が多い。
A職場や仕事では、うつ症状が現れるが、自分の好きなことには症状はなくなり、比較的活動的になる。
B身体的不調、鉛のように身体が重く感じる激しい疲労感を伴う。
C過眠、過食の傾向がある。
Dうつ病であること、うつ病で休職することに抵抗がない。
E自責感に乏しく、他罰的である。
F難治性で、慢性化しやすい。
<事例>
20代女性、独身、事務職。
真面目で負けず嫌いの性格だが、気分にムラがある。
同僚に日頃から会社の不満を度々漏らしていた。
上司が業務態度を注意したことを契機に、出勤時に吐き気、倦怠感が現れ、欠勤するようになった。
「うつ病のため休養を要す」という診断書が休業願いとともに上司の元に送られてきた。
数ヶ月の休職に入ったが、上司が電話をして様子を聞くと、気分転換のため旅行に行ったと言う。
心配して連絡を取った同僚は、海外ツアーに参加した話や、自分がうつ病になったのは上司のせいだという不満も聞かされた。
新型うつ病に診断基準 |
○抑うつ気分がある
△興味と喜びの喪失
△健康な人がさほど疲れを覚えない行動でも疲れたり、活動性の減少
△集中力と注意力の減退
×自己評価の乏しさと自身のなさ
×罪責感と無価値感
×将来に対する希望のない悲観的な見方
△自傷あるいは自殺の観念や行為
○睡眠障害
△食欲不振 |
うつ病がんばるな!
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