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更年期障害とうつ病
閉経は平均年齢で約５０歳といわれていますが、個人差があり、４０代前半で閉経する人もいます。
更年期とはこの閉経の前後、数年間をいい、女性ホルモンの分泌の減少や消失のため、自律神経が乱れ、心身にさまざまな症状が現れます。
女性ホルモンの減少に伴って起こる症状を更年期障害といい、主な症状として、発汗、動悸、頭痛、めまい、のぼせ、食欲不振といった身体症状のほか、不眠、気力の減退、抑うつなどの精神的な症状も起こります。
更年期症状は症状の程度の差はあっても、女性に必ず起こり、治療を必要とする場合には、更年期障害といいます。
更年期うつ病は、この更年期の時期に現れるうつ病で、女性ホルモンの減少や自分の生き方、家族関係の変化などが発症の要因になると考えられています。
また、出産や妊娠といった生理的要因だけでなく、ストレスからうつ病になりやすい女性特有の心理的な要因があります。
①スーパーウーマン・シンドローム
キャリアウーマンが男性優位の職場で、男性と対等に又はそれ以上に仕事をこなそうとして、心身の限界を超えて働き、疲れ果てて抑うつ状態になります。
がんばって働いても、女性であることから報われず、不平等感からうつ病になることもあります。
家庭にいる女性では、良妻賢母であろうとして無理を重ねてストレスをため、うつ病になる場合もあります。
②空の巣症候群
子育てを生きがいにしてきた主婦が、子供の独立や結婚などをきっかけに起す抑うつ状態です。
特に、夫との関係が希薄になっていると、子供が家を出て、自分の元から離れれば、孤独感が強くなり、うつ病を発症する場合があります。
 うつ病がんばるな！
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