内臓脂肪型肥満は脂質異常症を招く
肥満は、摂取するエネルギーが運動や代謝で消費されるエネルギーを上回る結果、脂肪組織が過剰に蓄積した状態です。
BMI(Body Mass index)または肥満度と呼ばれる指数で表されることはよく知られています。
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算され、日本肥満学会では、BMI25以上を肥満と定義しています。
「千葉県基本健康診査データ収集システム確立事業結果」から男女別・年齢別のBMIを見てみると、男性では40〜50歳をピークに加齢とともにBMIは減少していきますが、女性では40歳代から5歳ごとに階段的にBMIが上昇していくようすがみられ、そして70歳代になると、BMIの平均値には男女差が見ら
れなくなります。
肥満には、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の2種類があります。
皮下脂肪型肥満は、お尻、太ももなどの下半身の皮下脂肪が増えるタイプで、女性に多く、下半身肥満とか、洋ナシ型肥満と呼ばれています。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、遊離脂肪酸を放出する量が多く、この遊離脂肪酸は肝臓でコレステロールと中性脂肪に合成されるので、結果として脂質異常症を招きやすいという問題があります。
また、遊離脂肪酸が多いと血糖値が下がりにくくなり、内臓脂肪型肥満の人は、脂質異常、耐糖能異常、高血圧、高尿酸血症、動脈硬化などを併せ持つことが多くなります。
最近の研究では、閉経後のエストロゲンの欠乏が、内臓脂肪を構成する白色細胞の蓄積につながることもわかってきています。
女性には皮下脂肪型肥満が多いとはいうものの、閉経後は内臓脂肪型肥満になりやすい条件が整ってくるわけですから注意が必要です。
脂質異常症や、それに続く動脈硬化、冠動脈疾患、虚血性心疾患、脳血管疾患など、いずれも肥満が大きな危険因子となります。
こうした健康障害を防ぐためには、ぜひとも減量が必要です。
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