緑内障の治療とは
現在、緑内障の治療法としては薬物療法、レーザー治療、手術という3通りがありますが、いずれも病気を完治させるものではなく、いかに症状の進行を抑えるかがポイントになります。
緑内障には、大きく分けて病状が徐々に進行する慢性型と急激に悪化する急性型があり、治療もそれぞれに合わせて行う必要があります。
慢性型の場合、点眼薬・内服薬・レーザー治療・手術の4通りがあり、まずは点眼薬で眼圧を下げることから始めるのが一般的です。
点眼薬だけではなかなか眼圧をコントロールできない場合には内服薬によって房水の生産量を制限する治療を行い、これでも効果がなければレーザー治療、さらには手術と進めていきます。
正常眼圧型の場合も基本的には慢性型の治療法に準じます。
急性型の場合、発作が起きてから24時間以内であればまず点眼薬で痛みを和らげます。
この応急措置の後、レーザー治療で症状を改善していくことになります。
薬物療法では目指す数値まで眼圧を下げることができない場合、レーザー治療を施すことになります。
このレーザー治療自体は難しいものではなく、体への負担や副作用の心配もありませんが、効果に確実性が欠けることが難点で、効果が出たとしても1〜2年程度しかもたないため、数年おきに同じ治療を繰り返す場合もあります。
慢性型のレーザー治療では、フィルターの目詰まりが原因で眼圧を上げているため、フィルターの機能をしているシュレム氏管の小さな孔の一部をレーザーで焼き切って房水を通りやすくするレーザー線維柱帯形成術という処置を行います。
一方、急性型のレーザー治療は、流れが悪くなってたまった房水に押されて排水口をふさいでしまっている虹彩にレーザーで小さな孔をあけるレーザー虹彩切開術という処置を行います。
いずれの場合も思ったほどの効果が見られなくなれば、手術に踏み切ることになります。
薬物療法やレーザー治療でも効果が上がらない場合は、手術を検討することになります。
比較的早い時期に病気が見つかった場合は、房水の排出口であるシュレム氏管の内壁を切って流れやすくする線推柱帯切開術を行いますが、緑内障は多くの場合が慢性型であるため早期発見が難しく、また早期に行ったとしても必ず効果があるといい切れないため、この手術方法はあまり実施例が多くありません。
現在、一般的に行われているのは線維柱帯切除術という手術で、強膜の一部を切り取って孔を開けてそこから房水を流すという方法です。
本来の排出口ではなく結膜の下から外に流れるようになります。
ただ、孔を開けたままだと房水がどんどん流れてしまいますので、孔を開けた部分を糸でかがって大きさを調整することで流れる量を加減します。
症状の進行を遅らせるためにはできるだけ目に負担をかけないようにするなど、日常の過ごし方にも十分注意が必要です。
レーシック手術をすることなく、
視力を回復させる方法があります
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