疲れ目対策とは
疲れ目は、その症状自体は軽いものですが、放置しておくとやがてさまざまなトラブルにつながっていくものです。
現代社会においてはやはりパソコンでの作業による目の疲れが圧倒的に多く、長時間ディスプレイを見ることは想像以上に目に負担がかかるものです。
ディスプレイの明るさ（輝度）を和らげる、位置（目線の高さ）を調整する、作業時の姿勢を正す、適度に休憩を取る、室内の照明や湿度を適正にするといった基本的なことから見直してみます。
また、仕事でもコンタクトレンズを使用している人は、パソコン専用のメガネを用意して作業時に切り替えてみるという手も有効策です。
目薬をさすなど、その場をしのぐにはいくつかの方法がありますが、やはり根本的には目を休めることに尽きます。
疲れ目による不快な諸症状は、もとはといえば眼球を動かす筋肉や毛様体に発生する一種の筋肉痛です。
肩こりなどと同様に、筋肉が緊張してこり固まってしまっている状態なのです。
肩こりを治療するときのように、マッサージをしたり軽い運動をしたり、あるいはツボを押したりしてその筋肉痛を解消することもできます。
目の周辺をマッサージすると緊張が解きほぐされますし、目玉の運動によっても固まった筋肉を和らげることができます。
また、顔の各部や後頭部、手のひらにあるツボを押すと目の疲労感に効果があります。
また、血行をよくすることで筋肉中にたまった疲労物質を押し流し、酸素や栄養を補給できます。
そのために有効なのは目を温めることで、温かいタオルを3〜5分ほど目にあててみるとすっきり爽快になります。
逆にに充血時には冷やすと効果があります。
疲れ目というのは目の酷使が主な原因ですが、全身の疲労や精神的ストレスが影響していることもあります。
しっかり睡眠をとるということは目を休めることになります。
人間の体は深夜から明け方にかけては活動を休止するようにできていますので、できれば午前零時には就寝するようにします。
そして決めた時間に起きる習慣をつけるようにします。
1日6〜8時間ぐらいの睡眠時間をとるようにします。
良質な睡眠を得るためには、室内の照明を暗めにする、夕食は早めにとる、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲料、そして寝酒は控える、といった対策がよいです。
興奮して寝付けないときには入浴して血行をよくしたり、軽い体操などで筋肉をほぐしたり、香りや音楽でリラックスして布団に入ると、心地よい眠りになります。
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