コンタクトレンズとドライアイ
ドライアイの人や長時間パソコン作業をする人には、コンタクトレンズが不向きだといわれていますが、そうはいっても既にコンタクトレンズを装用されている人も多いのです。
そこで少しでも目の負担を軽くする方法として、こうした人たちがコンタクトレンズを使う際に問題なのは、目の表面が乾きやすい環境であるということです。
長期間コンタクトレンズを使用していると、その異物感に慣れてしまった目が刺激に対して鈍くなり、涙の量が減ります。
また、含水量の多いタイプのコンタクトは水分の蒸発を促進します。
こうして目の表面に十分な潤いがなくなると汚れがつきやすくなつて角膜が傷つき、痛みやかゆみ、さらにはさまざまな弊害が起こります。
目の被害を最小限に食い止めるためには、まばたきを意識的に行う、室内の湿度を調整する、エアコンの風を直接目に受けない、防腐剤の入っていない涙タイプの目薬をさすなどを実践し、目に負担をかけないようにすることが大切です。
コンタクトレンズ装用の有無にかかわらずパソコンでの作業というのは目にとっては本当に負担のかかります。
使用がやめられない以上は、少しでも目の負担を和らげるための環境を整えることが大切です。
ディスプレイ表示の文字は必要以上に小さくせず、文字色と背景色のコントラストを下げ、さらに周囲の風景や照明が映り込まないようにします。
目にやさしい室内照明の明るさは約300ルクスといわれ、6畳ほどのスペースでは40Wの蛍光灯1本分か60Wの白熱灯3本分に相当します。
室内の湿度も50％ぐらいに設定するなど注意を払います。
また、パソコンに向かう姿勢や休憩の取り方も重要で、ディスプレイは極端な角度にせず水平かやや上向きにし、目との距離は50センチ以上離すことです。
長時間作業する際は1時間の連続作業につき15分ぐらいは別の作業あるいは休憩を挟むなどして、目に疲労をためないためのリズムを作ります。
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