ドライアイはパソコンと空調
現代社会において、職場でも家庭でもパソコンはあって当たり前になっており、パソコン利用者が増える一方で、こうした人々の健康管理はまだ万全とはいえません。
長時間にわたってディスプレイを視線で迫っていると、目の疲れやかすみ、痛みが現れ、こうした状況下では、目の負担をできるだけ和らげるための作業環境の工夫が大切です。
小さすぎる文字はできるだけ表示しないように、そして文字色と背景色のコントラストもできるだけ下げるようにします。
そして周囲の風景や照明が映り込まないように置く位置を調整します。
窓のブラインドやカーテンでの調整も有効です。
また、作業時の姿勢と目の使い方も重要で、多くの眼精疲労は首や肩のこりなど、姿勢からくることが少なくありません。
まずディスプレイと目の間は50センチ以上離すこと、そして書類を見ながら作業する場合は、ディスプレイまでの距離と書類から目までの距離をほぼ同じにすることがポイントです。
また、空調や湿度調整など作業時の環境を併せてチェックすることが大切です。
エアコンの吹出し口から出る風にさらされると、風が直接日に当たり日はすぐに乾燥してしまいます。
さらに血液の循環が悪くなり、目だけでなく首や肩、腰などの痛みやこりが起こりやすくなりますから、室内ではエアコンの風向きに注意する必要があります。
そしてもうひとつ重要なのが作業場の湿度で、快適に感じる湿度は低めなのですが、それではドライアイにはあまりよくありません。
ですから相対湿度は40〜70％になるようにし、乾燥しているときには加湿器を設置するなど、目を乾燥させないための工夫を心掛けます。
また、汚れた空気は目にとってもよくありませんから、常に換気も大切です。
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