白内障の治療とは
白内障になった場合、つまり水晶体が濁ってしまった場合、現在の医学では、濁った水晶体を元通りに戻すことはできません。
そのため水晶体を取り除く手術を受けなければいけないのですが、それはあくまでも日常生活に不便を感じるほど見にくくなってからです。
進行中の段階では、その進行を遅らせるための薬物治療が行われます。
点眼薬による治療は、水晶体の主成分であるタンパク質の代謝を改善する働きがあり、初期段階での進行を遅らせるのには有効だとされています。
ポピュラーなものとしては「ピノレキシン製剤」や「グルタチオン製剤」などが挙げられます。
薬を使っていても症状は着実に進んで徐々に見えにくさは増してきますので、とりあえずはサングラスでまぶしさを抑えたり、メガネやコンタクトレンズで視力を補ったりすることで不便さは解消できますが、いよいよ見えなくなってきたら手術を受けることが必要です。
白内障の手術も最近は進歩しており、痛みもなく短時間で済みますから、外来でも受けられますし、入院する場合でも3〜4日もあれば十分です。
現在の主流となっているのは、水晶体の摘出後、その代わりとして眼内に人工レンズを挿入する方法です。
この眼内レンズには直径5.5ミリと6ミリという2種類の大きさがあり、位置を固定するために2本のループがついています。
手術で水晶体の中身と外側の水晶体嚢の前部(前嚢)を取り除きますが、後部(後嚢)とチン氏帯は残しておき、ここにループをかけて眼内レンズを支えます。
ただし、この眼内レンズを入れる方法は、糖尿病網膜症を併発していたり、緑内障やぶどう膜炎の人には向きませんので、慎重に検討する必要があります。
術後30分は絶対安静が必要で、それ以降は歩いても食事をとってもかまいません。
2日目ぐらいからは視力も回復してきますので、疲れない程度ならば物を見ても問題ありません。
ただし入浴の際の洗顔と洗髪は、医師の許可が出るまで控えるようにします。
また、術後しばらくは点眼薬を使い、傷口は1ヶ月ほどで固まってきますので、それまでは強く押したりこすったりしないように注意します。
目に負担をかけないようにすれば仕事にも比較的早くに復帰できます。
なお、手術後1ヶ月したら眼内レンズの焦点以外の場所を見るためのメガネを作ることになります。
無事に手術が成功しても、後発白内障や緑内障、網膜剥離、細菌感染などのトラブルが起こることがあります。
手術後も目の異常がないか注意を払い、必要ならば眼底検査をはじめ眼科医に相談するようにします。
レーシック手術をすることなく、
視力を回復させる方法があります
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