肌の新陳代謝はアミノ酸
生まれたばかりの赤ちゃんの身体は、そのおよそ8割が水分でできており、あのプリンのように柔らかく、しっとりした肌は、身体全体に水分がたっぷり蓄えられている証拠です。
大人の身体も、約6割は水分で、残りの4割のうち、約半分はタンパク質で構成されています。
タンパク質を摂取すると、胃の中でアミノ酸に分解され、肝臓を通って身体の各部に運ばれます。
そして、筋肉、骨、血液などをつくる基本材料として使われます。
肌、毛髪、爪などもアミノ酸の集合体です。
アミノ酸が体内に豊富にあると、細胞分裂が活発になり、肌に関していうと、新しく生まれた細胞が肌表面の角質層に押し上げられ、細胞の新旧交代が促進されるので、シワやたるみの予防になります。
また、角質層にある天然保湿因子（これもアミノ酸が主成分）が活性化し、肌のうるおいが保たれます。
自然界には約500種類ものアミノ酸がありますが、人間の身体に必要なものは合計約20種類です。
20種類のうち、必須アミノ酸（体内で合成することができないので、食品から摂って補う必要があるもの）は8種類（子供は9種類）です。
非必須アミノ酸（体内で合成することができるもの）は、全部で11種類です。
＜必須アミノ酸（体内で合成できないもの）＞
パリン、ロイシン、イソロイシン（筋肉疲労の回復を早める）
スレオニン、メチオニン、フエニルアラニン、トリプトファン、リジン
ヒスチジン（子供のみ）
＜非必須アミノ酸（体内で合成できるもの）＞
プロリン、アラニン、グリシン、アルギニン（肌を整えるのに特に効果あり）
セリン、アスパラギン、グルタミン、システイン、チロシン、アスパラギン酸、グルタミン酸
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