睡眠の修復力で美肌を作る
たっぷり寝たはずなのに疲れがとれていない、身体がだるい、朝からイライラする、肌が荒れて化粧のノリも悪いなど、睡眠の質が悪いと、こうなってしまいます。
睡眠の質を決定づけるのは、太陽が地球の裏側にある午前1時から3時頃に熟睡しているかどうかです。
つまり、「何時間眠ったか」ではなく、「眠っているペき時間帯に、どれだけ深く眠ったか」が問題なのです。
午前1時、あなたが起きていようと寝ていようと、また、何をしているかということにも一切関わりなく、脳では、ある変化が起ころうとしています。
その変化とは、細胞の修復をはかるための「修復ホルモン」がどっと分泌量を増すことで、その後、午前3時までの間、修復ホルモンの分泌量は1日でもっとも多くなります。
すると、全身至るところで細胞の修復活動が活発になり、肌細胞もダメージから回復して、美しく整えられていきます。
この大事な時間帯に眠りについていないと、修復ホルモンがじゅうぶん分泌されません。
午前2時、3時になってやっと眠りについた頃には、修復ホルモンはもうさほど分泌されません。
夜更かしは美肌の大敵というのは常識ですが、それは睡眠時間が足りなくなるからではなく、細胞の修復活動がじゅうぶんに行われないからです。
翌日はお昼近くまで寝ていたとしても、全身に疲労感が残ります。
肌も前日の疲れをひきずったままです。
美肌は、眠っている間につくられ、夜は早めに眠りにつき、修復ホルモンをたっぷり分泌して、眠りながら美しくなっていくようにします。
午前3時を過ぎると、修復ホルモンの分泌は徐々に減っていき、ゆるやかな下降線をたどります。
これと入れ替わるように、副腎皮質刺激ホルモンの分泌が始まります。
朝方のウトウト寝のときに、もっとも多く分泌され、太陽がサンサンと照り出す頃には、もう分泌されません。
副腎皮質刺激ホルモンは、身体をストレスから守り、活力を高める働きをします。
朝日覚めて活動を開始するための準備として欠かせない「活力ホルモン」です。
週末に夜遊びをして、睡眠を補おうと土日に寝だめをしたけれども、肌の調子は最悪だし、疲れも取れないことがあります。
これはホルモンの働きによるもので、どんなに寝不足でも、自然と目が覚めたときに起きたほうが身体も肌も調子がよくなるのです。
夜更かし、朝寝坊をやめられないのは、体内時計(サーカデイアン・リズム)が乱れているせいです。
ズレてしまった体内時計をリセットするために、たとえ寝不足であっても朝7時には起床し、日光を15分以上浴びるようにします。
まばゆい光が目に入ると、脳の中心部にある視交叉上核と呼ばれる部分がリセットされて、体内時計が整います。
さらに、夜10時以降は食事をしない、というルールを設けるようにします。
夜遅い時間の食事は体内時計を狂わせ、夜なのに昼間だと勘違いさせてしまいます。
乱れを直した体内時計は、「昼間は起きて活動し、夜暗くなったら活動をやめて休息する」という本来のリズムを奏でるために、睡眠と関係の深いホルモン(メラトニンなど)の分泌量を的確に調整するようになります。
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