歩くことで若返る？
成長と衰退に関するホルモンにはC−6とC−10の2種類があり、30歳を過ぎるとC−6の分泌量が増え、いやでも老化が進んでしまいます。
ウォーキングをするとC−6の分泌レベルがぐっと上昇し、続いて、若返り効果のあるC−10が分泌されます。
こういう状況を意識的につくらないと、肌は老化一直線で、そうならないよう、積極的にホルモンバランスを変えていきます。
毎日運動をしている人は、身体がつねに若返りのホルモンに満たされているため、肌細胞が「衰退・老化」の方角へ行かず、「成長・新生」の方角へ向かうことができます。
C−10によって細胞数が増えるにしたがい、身体は衰退・老化のサイクルを抜け出し、成長・新生のサイクルに入ります。
細胞の平均年齢を下げられれば肌も若返るのです。
C-10は、女性ホルモンの分泌をさかんにし、余分な脂肪を効率よく燃やし、たくさん食べても太りにくい体質になり、心臓を丈夫にし、血管を若々しく保ち、骨密度を上げ、骨を強くするのです。
歩くだけで、肌も身体も内側から美しく強くなっていきます。
歩くと若返りホルモンが出て、肌が美しくなります。
野生の動物は、春と夏には活動し、秋から冬にかけては休む、というサイクルで生きています。
クマなどは、秋にエサを大量に食べ、冬は穴にこもって冬眠をします。
暖かく食料の多い季節には活発に動いて、寒さが厳しく食料も乏しい時期にはエネルギーを消費しないようにじっとしています。
本来は人間も同じょうなサイクルで生きていましたが、現代人はそれを無視した生活を送っています。
食料はいつも豊富、冬でも暖房をつければ快適に過ごせる。そんな「万年春」の環境にいながら、慢性的な運動不足で「万年冬眠」状態に陥っているのです。
こんな状態では、太るのは当たり前、病気にもなりがちで、ましてや美しくなんてなれるはずもありません。
人間は歩くことで脳を発達させ、進化したのですから、「歩く」という行為は人間にとって欠かせないのです。
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