女性にはカルシウムが必要?

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女性にはカルシウムが必要?

女性は一生を通じて、じゆうぶんな量のカルシウムを摂ることが大事です。

思春期から生理のあるうちは1日1200ミリグラム、閉経後は1日1500ミリグラム摂取するというくらいがちょうどよく、そうすれば骨のカルシウム貯蔵量を減らさずに、むしろ増やしていくことができます。

毎日欠かさず1200〜1500ミリグラムのカルシウムを摂取するとなると、食品から摂るだけではとても摂りきれません。

1日600ミリグラムはチーズそのほかの食品から無理なく摂取できるとして、あとはサプリメントを活用することをおすすめします。

カルシウムのサプリメントは通常、カルシウムとマグネシウムが2対1の割合でバランスよく配合されており、カルシウムの吸収率がぐんと向上します。

ちなみに、マグネシウムを多く含む食品としては、小麦胚芽、玄米、ナッツ類、そば、酵母、豆腐などが挙げられます。

サプリメントを常用する場合は、3ケ月続けて摂取した後、1週間の休みをとります。

その間に骨の再形成が進み、古い骨から新しい骨へと生まれ変わります(骨を構成している細胞は、約2年間ですべてが入れ替わります)。

骨への吸着率を高めるために、毎日のウォーキング以外に週に2回は、ちょっとキツめの運動をするようにします。

自転車をこぐ、ジョギングをするといった運動などです。

この運動をすると骨に衝撃が伝わり、骨に細かいヒピ(クラッキング)が生じ、このクラッキングの部分にカルシウムが入り込んでいき、骨密度が上がるのです。



逆に言うと、カルシウムをいくら摂っても、運動をしないと骨に吸着されず、そのまま身体の外に排出されてしまいます。

素肌を日光に当てると、体内でビタミンDが合成され、ビタミンDは、カルシウムの骨への吸着を助け、骨の再合成を促進する働きがあります。

1日に15分でいいので、春夏秋冬を通じ、素肌を日光に当てるようにします。

もっともよいのは、日光を浴びながら身体を動かすことで、1日のなかでも比較的日差しの弱い早朝や夕方なら、肌へのダメージは少なくて済みます。

それでもシミ・ソバカスが心配だという人は、ビタミンCを大量に摂取するようにします。

できてしまったシミ・ソバカスもビタミンCで薄くすることができます。

けれど、肌に悪いからと日光を避けた結果、運動不足やビタミンD不足で骨租秦症になってしまったら、その症状を改善するのは非常に困難です。

日焼けを防ぐことよりも、骨租寮症を予防することのほうが、女性の人生において何倍も重要です。

なぜなら、骨が丈夫であってこそ、つややかでハリのある美肌が保たれるからです。

また、骨が丈夫であってこそ行動がアクティブになり、長い人生を思い切り楽しむことができるのです。

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