オリーブオイルで美肌になる
地中海沿岸地方の長い歴史を通じ、オリーブは神聖な樹木として崇められ、さらに、その果実から搾ったオリーブオイルは毎日の食事に欠くことのできない重要なものとして、人々に愛され続けてきました。
オリーブオイルは、数ある植物油のなかで唯一の、100パーセント天然のオイルです。
原料の種子に化学処理を施したり、圧搾した油に熱処理を加えたりせず、そのまま食することができるのです。
一番搾りであるエクストラ・ヴァージン・オイルは、濾過精製の過程も一切加えていないため、搾りたてのジュースのような、フルーティな香りと風味を楽しむことができます。
一般的な植物油は、多価不飽和胎肪酸である「リノール酸」というものが成分のほとんどを占め、酸化しやすい性質を持っています。
いっぼうオリーブオイルは、一価不飽和胎肪酸である「オレイン酸」というものが成分全体の約75パーセントを占めていて、酸化しにくい性質です。
酸化しにくいということは、言い換えれば、抗酸化力が強く、体内に発生する活性酸素の害を抑えて老化を防止してくれるということです。
また、オリーブオイルをよく使う地中海沿岸の国々は、バター消費量の多いアメリカやヨーロッパの国々に比べ、高血圧や心臓疾患の発生率が低いことでも注目されています。
オリーブオイルに多く含まれる一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)は、消化管を通過しきるまでに時間がかかるため、とても穏やかに体内に吸収されます。
膵臓から出るインスリンの量が急激に上昇することもありません。
こうしたことから、体脂肪の増加と蓄積を防ぐことができ、オリーブオイルは「太りにくい油」なのです。
オリーブオイルは、血液中のLDL(悪玉コレステロール)を低下させる働きもありますが、HDL(善玉コレステロール)は低下させません。
そのおかげで、血液の流れがよくなり、血管内に滞っている余分なLDL(悪玉コレステロール)がどんどん肝臓内に回収されていきます。
老廃物のないきれいな血管となり、血液がサラサラと流れるようになると、肌は内側から明るく輝きだします。
日本食と地中海食は、多くの点で似ており、穀類や野菜類をたくさん食べること、肉よりも魚介類をよく食べること、そして、日本の「そば」と地中海の「パスタ」には、肥満や糖尿病の予防に適した食べ物であるという共通点があります。
日本食と地中海食の大きな違いは、使用する油の種類です。
地中海食ではオリーブオイル(オレイン酸)を多用するのに対し、日本食ではサラダ油(リノール酸)がよく使われます。
リノール酸の欠点は、熱を加えると酸化しやすいので、サラダ油の使用をやめ、日本食にオリーブオイルを取り入れるとよりよくなります。
オリーブオイルは、和風の煮物や妙め物、和風ドレッシングにもとてもよく合います。
日本食も地中海食も、ともに世界の注目を集めるヘルシーな料理で、それぞれの長所を組み合わせたら、世界の美肌料理になります。
背中ニキビ専用ジェル【Jewel Rain(ジュエルレイン)】
楽天でコエンザイムQ10を探す
Amazonでコラーゲンを探す |
|