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三環系抗うつ薬の効果と副作用
三環系抗うつ薬は、薬の構造に3つのつながった環があることから、この名前がつけられています。
パニック障害の治療によく用いられているのは、イミプラミンとクロミプラミンです。
三環系抗うつ薬の作用は強力で、パニック発作を抑えるとともに、予期不安や抑うつ状態、広場恐怖を改善します。
強迫性障害にも有効で、依存症が少なく断薬するのも簡単で、重症のうつ病にも効果を発揮しますが、抗コリン作用による副作用が強いとされます。
過量服用すると心臓に悪影響を与え、最悪の場合は心停止にいたることもありますので、心臓疾患がある人は注意が必要です。
睡眠障害や眠気、倦怠感、めまい、起立性低血圧、認知障害、性機能障害などを起すこともあります。
服用開始時に不安や不眠、イライラなどの症状がでることがありますので、低用量から始めて徐々に増やしていきます。
効果の発現まで最低でも2〜4週間はかかります。
うつ病がんばるな!
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