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予期不安で次のパニック
パニック発作を何回か繰り返すと、発作の恐怖が頭から離れなくなり、また起きるのではないかという不安にさらされます。
これが予期不安で、まだ起きてない発作を予測して思い悩むのです。
何かに失敗したり恥をかいたりすると、また同じミスを繰り返すのではないかと不安になることがありますが、パニック障害の予期不安は、その程度が非常に強いのが特徴で、ときには死の恐怖さえ感じるほどです。
発作が治まっても予期不安に悩まされ、心が休まる暇がなく、そこからまた次のパニック発作が起こり、さらに予期不安が増すという悪循環に陥りがちです。
予期不安は、ときどき頭をかすめるぐらいの軽症のものから四六時中つきまとい、仕事が手につかないほど重傷のものまで、その程度は人によってさまざまです。
パニック障害では、発作を経験した後、この予期不安が1ヶ月以上にわたって続くのが普通で、不安の内容は、発作が起きること自体恐れる人も入れば、発作によって死ぬのではないか、発作によって取り乱して恥ずかしい思いをするのではないか、人に迷惑をかけるのではないか、などさまざまです。
予期不安がひどくなると、発作の場面を想像しただけで息苦しくなったり、動悸が激しくなったりします。
また、発作を起した場所を避けるようになり、次第に行動半径が狭まってきます。
予期不安が発生せず、行動に変化もみられない場合は、パニック発作があっても、パニック障害とは診断されません。
うつ病がんばるな!
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