ビフィズス菌を増殖させるオリゴ糖
オリゴ糖は、単糖(炭水化物を分解したときこれ以上分解できない最小単位)が2〜20個結びついたものです。
蔗糖や麦芽糖のように、吸収されやすく、エネルギー源になるものもありますが、人間の消化酵素では消化されないものもあるのです。
これらは分解されることがなく大腸まで到達し、善玉菌であるビフィズス菌を、その栄養となって増殖させるはたらきがあるため、腸の調子を整えるのに役立つとされています。
具体的な目安として1日3〜5g程度がよく、果物や豆乳など、オリゴ糖を含有する食材からとることもできますが、甘味料として市販されているオリゴ糖を利用してもよいのです。
市販されているオリゴ糖には、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ダイズオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などがあります。
フラクトオリゴ糖は、蔗糖に1〜3個の加糖が結びついたもので、消化酵素で分解されにくく、ビフィズス菌の増殖を助けます。
イソマルトオリゴ糖は、ハチミツや味噌、醤油などに含まれるオリゴ糖で、これもビフィズス菌の増殖を促します。
また熱や酸にも強いため、料理に利用するとうま味やコクが出ます。
ダイズオリゴ糖は、大豆に含まれるオリゴ糖の種類で、大豆タンパク質を利用したあとの残りカスからつくられるものです。
エネルギーは蔗糖の半分と低カロリーで、熱や酸に強いのが特徴です。
ガラクトオリゴ糖は、乳糖やアルカリで処理して作られ、これにはビフィズス菌の増殖を促し、タンパク質の消化吸収を助けるはたらきもあります。
<腸内善玉菌をふやす4つのオリゴ糖>
@フラクトオリゴ糖
蔗糖に1〜3個の果糖が結合したもので、消化酵素で分解されにくく、ビフィズス菌の増殖を促し、虫歯になりにくい甘味料です。
Aイソマルトオリゴ糖
ハチミツやみそ、しょうゆなどに含まれるオリゴ糖で、ビフィズス菌の増殖を促し、虫歯になりにくい性質をもつほか、熱や酸にも強く、料理に利用するとうまみやコクが出ます。
Bダイズオリゴ糖
大豆に含まれるオリゴ糖の総称で、大豆タンパク質を利用したあとの残りカスから作られます。
エネルギーは蔗糖の半分と低カロリーで、熱や酸にも強いです。
Cガラクトオリゴ糖
乳糖をアルカリで処理して作ります。
ビフィズス菌の増殖を促し、タンパク質の消化吸収をたすけるはたらきがあります。
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