硬い便をやわらかくするオリーブオイル
∃−ロッパでは古くより便秘に有効だとされているオリーブオイルは、なんと紀元前にはすでにその有効性が認められていました。
動物の空腸を用いた潅流実験(臓器などに液体を流す実験のこと)で、ヒマシ油(小児によく用いる下剤)の主成分であるリチノール酸とオリーブオイルの主成分であるオレイン酸を比較したところ、短期間ではオレイン酸の方が腸管内に吸収されにくく、腸管外に分泌されにくいといわれます。
このことから、短時間でオリーブオイルを比較的多量に摂取すると、オレイン酸が腸管内に多量に残留するため、腸管内容物に混在し便がやわらかくなり、排便の促進につながるとされています。
オリーブオイルは100gの成分中100%が脂肪で、そのうち脂肪酸は94g、コレステロールはOgといわれています。
また脂肪酸100gのうちオレイン酸が75%、リノール酸が10.4%程度含まれています。
このオレイン酸の語源を調べてみますと、オリーブオイル由来の脂肪酸という意味だそうです。
また、精製されていないエキストラバージンオイルには、ほかのオリーブオイルにはないポリフェノールなどが含まれています。
オリーブオイルにはほかにも、オレイン酸によるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させる作用や、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を維持もしくは上昇させる作用などが認められ、動脈硬化にも有用とされています。
アメリカ国立衛生研究所でも、糖尿病性動脈硬化症に対してオリーブオイルが有用であることが認められています。
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