下剤依存症の便秘とは
便秘は、おなかが張るなどの症状をもたらし、苦しいもので、便秘の人々はこの苦しさから逃れるために、下剤に手を伸ばしてしまいがちです。
さらに、下剤を飲んでも翌日に便が排出されなければ、再び下剤に手を伸ばすことになります。
「なんとかして出すまでは」と、通常の服用数よりもさらに多い量を服用するようになってしまうのです。
こうして薬が手放せなくなった状態を「下剤依存症」と呼びます。
下剤依存症の人は、明日排便がなければどうしようという不安な気持ちからも、さらに多量の下剤を服用することになりがちです。
軽症の下剤依存症ならば、食事プログラム、他の薬剤(たとえば新レシカルポン坐剤など)との併用によって改善されます。
また中程度以上の症状であっても、医師の指導のもとで治療を受ければ徐々に薬を減らし、自然に排便できる状態にもっていくことができます(ただし時間はかかります)。
<軽度の下剤依存症>
@常用量以内の下剤を、連日1年以上服用している
A連日ではないが、1回あたりの下剤の服用量が常用量よりもやや多い。
B下剤を服用しないと排便が不可能。
C通常の自然な便意を感じにくいが、感じることも時にある。
<中度の下剤依存症>
@常用量の2〜3倍の下剤を、毎日1年以上服用している。
A常用量以内の下剤を2〜3種類、連日服用している。
B下剤を服用しないと排便が不可能で、腹部膨満感も増す。
C自然な便意はまったく感じない。
D玄米やイモ類などの不溶性食物繊維を多く摂ると、腹部膨満感がおこり、ひどいときには胸やけなどもおこる。
<重度下剤依存症>
@常用量の5〜10倍以上の下剤を連日1年以上服用。
A常用量の2〜3倍の下剤を2種類以上、連日服用している。
B腹部膨満感が強く、絶えず気になる。
C夕方になると、ファスナー(チャック)が上がらなくなるほど腹部膨満感が増し、食事がとれないほどの胸やけの症状があらわれる。
D不安が強いので、多くの下剤を服用してしまう。
E自然便意がまったくない。
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