目覚めの一杯が効果的な水
目覚めのコップ1杯の冷たい水は実に気持ちのよいもので、これは就寝中に消失した水分を補給するために大切であるだけでなく、便秘の解消法としてもよく知られています。
まだ何も食べ物が入っていない空の状態の胃に冷たい水が入ると胃が刺激され、大腸に「嬬動運動を開始しなさい」という信号が送られます(胃・結腸反射)、ただし便意(直腸反射)が消失している人の場合は、いくら朝に冷たい水をとっても排便への反応は起こりません。
さらに、飲み物や食べ物から摂取した水の一部は大腸に到達し、便に吸収されます。
つまり、便をやわらかくするためにも、水分は欠かせないのです。
飲食、飲水で1日に摂取される水分量は2lぐらいで、さらに口の中の睡液が1.5l、胃液として2l、胆汁として0.5l、膵液1.5l、腸から分泌される腸液として1.5l、以上合計9lとなります。
一方、吸収される量は、小腸での再吸収が7.7l、大腸での再吸収が1.2lとされ、これで合計8.9lとなります。
そうすると、便の中に含まれる水は0.1l/日ということになります。
これが夏季になると発汗が多くなるので、便に含まれる水分量はさらに減少し、人によっては便秘悪化の原因にもなります。
このように大腸内の環境はちょっとした水分摂取のバランスで良くなったり悪くなったりする可能性が大きいと考えられます。
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