ドライヤーでのブロー方法
ドライヤーを使ったブローは、髪を早く乾かそうとしてドライヤーの吹き出し口を髪に近づけて使うことが多い人、また、じっくり時間をかけて髪を乾かすことが多い人は注意が必要です。
気づかないうちに毛髪のやけど、「髪焼け」を起こしている可能性があります。
髪焼けとは、ドライヤーの温風で毛髪から適切な水分が失われ、タンパク質が変質してしまう状態のことをいいます。
髪焼けを起こした毛髪は、内部のタンパク質が乾燥して硬くなったり、毛髪の表面のキューティクルがはがれたりして、枝毛・切れ毛になってしまうのです。
ブローの目的は、湿気を含んだ毛髪を適切な水分量(12〜13%)にすることです。
しかし、毛髪は100℃以上の温風をあて続けると、タンパク質が変質してしまうのです。
140℃までは軽い変質ですが、150℃で完全に変質します。
ドライヤーの仕様は、JIS規格で、室温が30℃のとき、吹き出し口から3Cmのところの温度を140℃以下にすることと定められています。
これに準じて、ドライヤーの吹き出し口の部分からは、一般的には100〜110℃くらいの温風が出ています。
人体にあてるにはかなり高温のような気もしますが、毛髪は温度を感じないので、気づきにくいのです。
当然、毛髪の表面もかなりの温度になります。数Cm離した程度の距離から温風でブローしている人は、その都度、髪の変質をまねいていることになりますので、ただちにやり方を改めるようにします。
ドライヤーの温風は、毛髪から15Cm以上離せば、100℃以下になります。
ブローの際はドライヤーと毛髪の距離を十分とって行い、また、温風を同じところに長くあてないよう、ドライヤーを小刻みに動かすのも大切です。
手ぐしで毛髪をほぐしながら、毛髪の内側にも風を送ると、ブローの時間が短縮できます。
ドライヤーに低温や冷風の設定があれば、そちらを使うようにします。
髪が濡れていると、毛髪の温度はあまり上がらないのですが、乾いてくるとすぐに温度が上がりますので、そのときに毛髪は一番ダメージを受けやすいのです。
乾いた毛髪をスタイリングする際は、スプレーに入れた水で濡らしたり、ローションなどのスタイリング剤をつけたりして、毛髪に水分を十分含ませてからブローするようにします。
ドライヤーの熱が100℃以上と高温のため、スタイリング別によっては、たくさんつけると煙が出たり、燃えてしまったりするものがあります。
「火気厳禁」と書かれたものや、アルコール、オイルが多く入っているものは、使用の際、特に注意が必要です。
髪に直接あてて使うヘアアイロンやコテは、ドライヤーよりも注意が必要です。
髪を伸ばしたり、巻いたりするのに便利ですが、コテの温度は150〜190℃、ヘアアイロンの温度は130〜180℃ぐらいです。
誤った使い方をすれば髪は完全に変質しますので、ダメージを最小限にするためにも、コテを使う際は一カ所で止めず、毛先に向かってさっとすべらせるようにして使うようにします。
ヘアアイロンも、同じところに長時間あてないようにし、髪は引っ張らないように、はさむ、離す、位置を変える、というローテーションを繰り返します。
コテとヘアアイロンは、濡れた毛髪には、絶対に使わないようにします。
時間がかかるうえ、髪に大きなダメージを残します。
乾かした毛髪にトリートメントやブローローションをつけて、さっとあてるようにします。
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