ブラッシングの方法とは
ブラッシングは、頭皮の健康を維持するために非常に重要な役割を持っています。
もともとブラッシングの目的は、毛髪についたほこりやフケ、自然に抜けた毛髪を落とすことです。
昔は毎日シャンプーをする習慣がなかったため、その代わりにブラッシングしていました。
ブラッシングの回数が減った原因には、代わりにシャンプーという習慣が普及したことや、働く女性が増えたことで、朝決めたスタイリングを保つため、昼間はブラッシングをしないといったライフスタイルの変化などです。
ほこりやフケを落とすだけなら、ブラッシングで十分で、頻繁にシャンプーをする人は、何回かに1回をその代わりにブラッシングで済ませるようにすると、髪をきれいに保ちながら、ドライ頭皮から発生するフケやかゆみを抑止することができます。
さらにブラッシングには、頭皮を刺激して血行をよくする効果、皮脂の分泌をうながして髪に行き渡らせる効果、頭皮の余分な角質を落とす効果もあります。
頭皮に適度な刺激を与えることが、頭皮の健康をうながし、美しい髪を作るきっかけになるのです。
クッションブラシなどは、マッサージ効果が高くおすすめです。
しかし、あまり熱心にブラッシングし過ぎるてもよくありません。
ブラッシングは毛髪に摩擦を起こさせるため、勢いよく行うとかえって髪を損傷してしまうからです。
特にロングヘアの方は注意して、もつれやすい毛先からとかすようにします。
毛先のもつれが取れたら、頭皮から毛先に向かってゆっくりととかします。
洗髪の後に行う場合は、ある程度乾いてからにすることが大切です。
濡れた状態でブラッシングをすると、キューティクルがはがれ、ダメージヘアの原因になります。
ブローのときは、円形のスタイリングブラシが扱いやすく、毛髪の内側から乾かしやすいので便利です。
ヘアブラシには、作られている材質によっていくつか種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
①獣毛製
猪毛や豚毛など天然毛を使ったヘアブラシで、髪に自然なツヤを与える効果があるとされています。
密度が高いものが多く、髪が摩擦を受けやすいので、濡れた毛髪には使わないようにします。
また、植毛してあるため、穴に汚れや水分がたまり、雑菌が繁殖することがありますので、定期的にクリーニングするようにします。
②ナイロン製、ポリエチレン製
軽くて扱いやすく、目が粗いものが多いので、毛髪への摩擦が少ないのがメリットで、また、水で洗えるので清潔に使えます。
しかし静電気が発生しやすく、切れ毛の原因になりやすい難点もあります。
静電気を防止する工夫がしてあるものを選ぶようにします。
ナイロン製よりポリエチレン製のほうが、静電気が起きにくくなっています。
③木製
くしではよく見かけますが、木製のブラシも作られています。
静電気が起こりにくく、切れ毛は出にくいですが、硬いので、頭皮に力がかかり過ぎないよう、注意が必要で、先が丸いものを選ぶようにします。
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