インフルエンザの原因は口の細菌
インフルエンザは若い人では重症化しにくいですが、高齢者の場合は死に至ることも多いので、感染予防のための注意が必要です。
しかし、これは口腔ケアによって、予防できます。
唾液中にノイラミニダーゼやプロアテーゼという酵素が増えると、インフルエンザに感染しやすくなりますが、口腔ケアを行うと、これらの成分が有意に減少します。
インフルエンザの発症率が有意に減少するのです。
インフルエンザウイルスが体内に入り、増殖するためには、まず気道の粘膜を通過しなければなりません。
粘膜にはたんばく質の覆いのようなものがあり、ウイルスが簡単に接触しないようになっています。
ところが、そのたんばく質を破壊する酵素があり、その酵素が増えると、ウイルスが侵入しやすくなり、大増殖します。
その酵素とは、プロアテーゼで、プロアテーゼは、歯垢、歯石、舌苔などから発生します。
口腔ケアによって、プロアテーゼの量が減少したことも明らかになっています。
高齢者は、だんだん食べる力が衰えてきます。
とくに入れ歯だった人が、入れ歯を使わなくなると、急速に衰えます。
これは入れ歯が合わなくなることがおもな原因ですだが、認知症のお年寄りなどは、入れ歯の調整がなかなかむずかしいのです。
そのため、本人が入れ歯を嫌がるなどして、入れ歯を使わないようになります。
歯ぐきだけで食べるとなると、やわらかいものしか食べられず、噛む力は当然落ちてきますし、歯ぐきそのものもやせてくるので、入れ歯はどんどん合わなくなります。
新しい入れ歯を作るのは時間もかかるので、介護している家族も、入れ歯なしでもかまわないと考えるようになってしまいます。
やわらかいメニューも、最初は細かく刻んだものを与えるが、噛まずに飲み込むだけなので、嚥下する力が落ちてきます。
そのため、誤嚥性肺炎を起こしやすくなってきます。
とくに刻み食は、口の中で散らばりやすいので、誤嚥を起こしやすいのです。
こうした傾向がみられると、ミキサー食にし、なんでもミキサーにかけて、ドロドロにしてしまいます。
さらに、ミキサー食も食べられなくなると、胃ろうという処置を行い、胃ろうに用いられる栄養剤は、もはや食事とはいえません。
低栄養にならないように、ビタミンやミネラルなどが配合され、胃ろうで栄養補給していると、便秘や下痢をしやすいので、腸の動きをよくするためにオリゴ糖を与えたりしています。
認知症も進行するので、ほとんど寝たきりの植物状態になってしまうことが多いのです。
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