肺炎の原因は口の中の細菌
高齢者の肺炎は、そのほとんどが誤嚥性肺炎で、本来、食道に飲み込まれるべきものが、誤って気管に入ることが原因です。
誤嚥するものは、食べ物だけとは限らず、唾液や痰を誤嚥することでも発症します。
口腔内に棲みついていた肺炎の原因菌が唾液や痰に含まれているからです。
高齢者の肺炎は夜に発症することが多く、健康なお年寄りであれば、熟睡していても、ちゃんと唾液を飲み込むことができます。
しかし、脳卒中の後遺症があったり、鎮静剤などを服用していると、無意識のうちに、唾液を気管支の中に吸い込んでしまうことがあるのです。
これを不顕性誤嚥といいます。
また夜は唾液の分泌が少なくなるから、細菌が繁殖しやすいことも原因の一つと考えられます。
お年寄りの中には、入れ歯を洗うのがめんどうで、入れ歯をしたまま寝てしまう人がいて、これも肺炎の原因菌を繁殖させてしまう一因です。
さらに、施設や病院では、お年寄りが自分で食べられなくなると、胃ろうといって、胃に穴を開けチューブを通し、そこから流動食を入れる処置がとられ、口から食べさせる必要がなくなるから、口腔ケアがおろそかになりやすいのです。
逆に口の中に肺炎の原因菌がいなければ、誤嚥しても肺炎を起こすことはありません。
こうした病原菌は、口腔ケアを行うことによって取り除くことができます。
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