口の中の細菌とは
歯周病は、成人病ではなく生活習慣病ですが、現実には若い人より、年配の人のほうがなりやすいのです。
歯周病菌は若い人にはあまり感染しないのです。
20歳ぐらいまでは歯周病菌をもっている人は非常に少なく、年齢が上がるにしたがって感染率が高まります。
50歳以上では約8割の人が歯周病菌をもっているといわれる。
プロフィロモナス・ジンジバリスは成人型歯周炎を起こす細菌として知られていますが、若年層では繁殖しにくいようなのです。
しかし最近は10代、20代の人にも歯周病が増えてきており、この若年型歯周炎はアクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンスやバクテロイデス・フォーシタスなど、成人型とは別の細菌が原因です。
感染経路は口から口で、食器などを介する場合もあり、キスでも感染するといわれています。
普通に日常生活を送っていても、どこかで感染する可能性があるので、感染そのものを防ぐのはむずかしいのです。
一方、虫歯の場合は、1歳半から2歳半までの間に感染しなければ、虫歯のリスクを減らすことができます。
代表的な虫歯菌であるミュータンス菌は、歯がないと棲みつくことができないので、乳歯が生え始めるまでは感染しません。
さらに、2歳半を過ぎると、ミュータンス菌に感染しにくくなります。
虫歯のない児童の唾液を調べると、ミュータンス菌がいないか、いてもほんの少しであることがわかっています。
虫歯菌の感染経路も口から口で、子供にキスしたり、食事のスプーンを使い回したりすることで感染します。
歯周病とちがって、親が注意することによって、感染を防げるのです。
このように、歯周病も虫歯も細菌感染が原因で、便宜的に虫歯菌、歯周病菌と呼んでいますが、いずれも複数の細菌が関係しているのです。
さらに口の中にいる細菌はこれだけにとどまらず、ものすごい数と種類の細菌が、口腔内には棲みついているのです。
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