歯ぎしりが起こる原因とは
噛み合わせが正常な人でも、その状態は永遠に続くわけではなく、長年歯を使い続けることによって、歯が少しずつすり減っていきます。
それによって、若い頃は噛み合わせが正常だったのに、年齢とともにゆがんでくる場合があります。
ただし、人間は無意識のうちにバランスをとろうとする働きがあり、ゆがみを少なくするために、毎日の咀嚼によって歯を均等にすり減らし、正常な噛み合わせを保とうとします。
しかし、虫歯が多かったり、歯に詰め物やかぶせ物がしてあったりすると、この自動調節機構がうまく作動しなくなり、それによって、噛み合わせが悪くなる場合があります。
さらに、ストレスの多い現代人は、そのストレスが原因で、歯ぎしり、噛みしめ、食いしばりを引き起こすことがあります。
歯が異常にすり減るため、顎関節症を引き起こしたりするのです。
歯ぎしり、噛みしめ、食いしばりを総称して、専門的には「ブラキシズム」といいます。
人間はストレスがかかると、それを解放しょうとする働きがあり、ブラキシズムは、このストレスを解放しようとするエネルギーであると考えられます。
普通の人でも、体に力を入れるときは、歯を噛みしめ、重い荷物を持つとき、口を開けたままでは持ち上げることができません。
このような、必要性のある噛みしめであれば問題ありませんが、持続的なストレスにさらされていると、無意識のうちに噛みしめるようになります。
デスクワークの人でも、仕事に集中しているときなど、強く噛みしめている人がいます。
噛みしめによって、かかる荷重は体重の2〜3倍といわれ、歯に相当な負担がかかってしまいます。
睡眠中に「ギリギリ」と音をたてる歯ぎしりも同様で、これも日中のストレスを解放しようとすることが原因の一つですが、自分ではなかなか気づきません。
また音の出ない歯ぎしりもあるので、注意が必要です。
歯ぎしりなどのブラキシズムを取り除くにはストレスの管理が不可欠で、仕事が大きなストレスになっている人は、自宅ではリラックスにつとめるなど、ストレスのコントロールが必要です。
入浴や軽い運動など、自分なりのリラックス方法を見つける必要があり、飲みすぎは禁物ですが、適度のアルコールがリラックス効果をもたらすこともあります。
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