得意なことと不得意なこと
ADHDの子供は、物事に根気よく取り組むのが苦手で、その反面、芸術やスポーツなど特定の分野で人並み以上の才能を発揮することもあります。
子供の自信を持たせるためにも、得意なことをどんどん伸ばすのは大切ことですが、障害を理由に苦手なことや嫌いなことを避けないようにすることも大切なことです。
ADHDの子供も、成長と共に我慢することや人の気持ちを考えることを学んでいきますから、幼い頃からの小さな積み重ねが欠かせないのです。
厳しすぎるのはよくないのですが、できないことはしなくて良いというのは、甘すぎで、子供によくありませんあから、不得意なことにもその子なりの目標を立てて、取り組ませるようにします。
その際には、それぞれの子供の症状に合わせて課題を工夫したり、集中しやすい環境を作ったりするなどの方法をしていきます。
また、アメリカで行われた調査では、ADHDと診断された子供は一般の子供に比べ、反抗挑戦性障害や行為障害などに至る確立が高いと言われています。
自分が誰からも認められないといういらだちが、反抗や暴力につながるのです。
ADHDの子供は、衝動的な行動などが周囲に理解されにくいため、幼い頃から社会の中で居心地の悪さを感じていることが多く、そのうえ、先生や保護者から叱られたり友達から仲間はずれにされたりすると、子供は自分に対する自信を失ってしまいます。
こうした悪い条件が重なった場合、非行に走る可能性が出て来るのであり、ADHDという障害が反社会的に行動に直結しているわけではありません。
うつ病がんばるな!
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