子供の好き嫌いの衝動
子供は本来的には好きな気持ちが強いものですが、ADHDの子供の中には嫌いをはっきりと表現する子供も多くいます。
嫌いだからという理由でやろうとしない子供、また、好きなことに対して度を越して固執する子供もいます。
嫌いなことが多くなると、いろいろなことを体験する機会が少なくなります。
子供が嫌いと言ってやろうとしないのは、単に苦手だったり、気が向かなかったりすることも多いのです。
周囲の大人には、それを上手に誘導する配慮と工夫が必要で、嫌だけど我慢してできたら、次に好きなことができるという決め事をするのも一つの方法です。
例えば、学校などから帰ってまず手洗いをして、次の日の支度を済ませてから遊ぶ、という決め事を決め、子供が帰宅するなり遊び始めたら、保護者は毅然とした態度で遊びをやめさせ、約束の順番を守るよう話します。
子供は大抵抗するでしょうが、そんなやり取りをしていては、本来遊びに使えた時間もなくなることを教えます。
翌日、同じように帰宅したとき保護者は、昨日の遊ぶ時間がなくなったことを話して思い出させ、手洗いと支度を済ませるようにさせます。
このときに約束を守れた場合には、十分に褒めてあげます。
こうしたことを通して、好き嫌いだけで行動する衝動をコントロールする力がついていくのです。
うつ病がんばるな!
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