ADHDとの併存障害
ADHDの子供には、チックが見られることもあり、チックとは体の一部分の筋肉の瞬間的な不随意運動障害をいいます。
具体的には、強いまばたき、顔をゆがめる、頭を振る、口を曲げる、肩をピクッとさせる、足を突っ張るなどの動き、または突然飛び上がったりキックしたりする大きな動作が、本人の意思とは関係なく繰り返し、これを運動性チックといいます。
また、体の動きだけでなく、声を出す筋肉にチックが起きることもあり、鼻を鳴らす、のどを鳴らす、咳払いをする、突然甲高い声を出すなどの症状として現れ、音声チックといいます。
チックの多くは1年以内に消えますが、まれに1年以上続くタイプのものがあり、その中で運動性チックと音声チックの両方があるものをトゥレット症候群といいます。
トゥレット症候群での音声チックでは、本人の意思とは関係なく、ときに汚い言葉や非常識な言葉、卑猥な言葉を発してしまうことがあります。
トゥレット症候群は1万人に4人程度と頻度は少ないのですが、症状が重いと紹介生活に影響が出てしまうこともあり、ADHDとの併存も多いのです。
その他、発達性協調運動障害といって、筋肉や骨格など体には異常がないのに、動作がぎこちなかったり、物をうまくつかめなかったり、物をうまくつかめなかったり、手先や運動が不器用だったりする発達障害でも、ADHDの併存が多く見られます。
ADHDの子供は、突発的な行動で事故を起しやすいと言われますが、発達性協調運動障害が併存すると、体のバランスがうまくとれず、より事故などにつながりやすくなります。
うつ病がんばるな!
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