友達との遊びと衝動性
ADHDの子供は、幼稚園や学校で友達にうまく溶け込めないことが多く、これは衝動性が強かったり集中力が続かなかったりするため、本人に悪気がなくても周りの子供に嫌な思いをさせてしまうことがあるからです。
例えば、他の子供がしている遊びに無言で加わったり、遊びのルールを守れなかったりすると、こうしたことが続くと回りの子から敬遠され、仲間はずれやいじめの対象になってしまいます。
また、友達に受け入れられないと感じることで本人が自信を失い、ますます人付き合いが苦手になる、といったことになってしまいます。
最初は友達の遊びに加わる練習をし、このとき、「入れて」「貸して」などの言葉の使い方を教えていきます。
また、遊びのルールを守ることや、順番を待つことなどもわかりやすい言葉で説明し、できれば褒めることを繰り返します。
また、ADHDの子供の中には、大人に叱られると反抗的な態度を取ったり、反発したり暴れたりする子がいます。
これは衝動性が強い子供に多く見られる反応で、場合によっては、これでまでの周囲とのかかわり方のせいで反抗挑戦性障害と引き起こしている可能性もあります。
本人もいけないことだとわかっていながら、衝動が抑えられないこともあり、こうした場合は、反抗的な子供などと決め付けて頭ごなしに叱るのは避けます。
いけないことを叱る場合は、感情的にならず、冷静な冷静な態度を保ち、反抗したり騒いだりするからといって、よくない行動を見過ごすのは子供のためになりません。
叱られたことに対して反抗する場合は、暴れたり、騒いだりすることはよくないということを伝え、子供の存在そのものを否定するような言い方をしないことが大切です。
また、危険がある場合を除き、力づくで暴れるのをやめさせたり大声を出したりしないようにします。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|