学校の規律で多動性を改善
学校に行き始めると、いろいろな規律が求められるようになり、ADHDの子供にとって最も苦手な分野です。
幼児期にはあまり目立たなかったADHDの子供は、入学して集団生活に支障が出て初めて気づくことがあります。
ADHDは、幼児期からの行動特徴が周囲から望ましくない行動とみなされ、注意されたりしかられたりする機会も多いのです。
しかし、ADHDの子供の落ち着きのなさは、脳内過程の特徴に基づくもので本人にも抑えようがなく、落ち着きのなさや集団からの逸脱行為も、ADHDの本人には悪いことをしたという意識がありません。
自覚していない行動に対して頭ごなしに注意され、しかられることが繰り返されると、子供の心の中には、反省の気持ちより反発心だけが育っていくこともあります。
しかし、学校では規律を上手に用いると、ADHDの症状を改善することに効果があり、それまで自身でコントロールできなかったこと、思い通りに行動してきたことを、規律の中で我慢する訓練になるのです。
ADHDの子供は知的には普通ですから、なぜその子の行動が望ましくないのかをきちんと説明して本人に理解、納得させるができます。
うまくいけば、極端な多動性は10歳くらいまでに落ち着くことも多いと言われますが、座っていても常に上体が動いているなどのような軽度の多動性と落ち着きのなさは、大人まで持続する場合もあります。
うつ病がんばるな!
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