集中力持続と多動性
ADHDの子供は集中力を持続するのが難しいため、先の見通しを立てて行動したり、何かの段取りを組んだりするのが得意ではないことがあります。
その場合、子供は次にするべきことや自分の居場所がわからず、不安を感じてしまいます。
不安感を軽くするには、次にどこで何をするのかを目に見える形で示します、例えば、1日のスケジュールは大きな紙に書いて教室の壁に掲示しておいたり、特に苦手なことがある場合は、その手順をわかりやすくまとめたものも貼りだしておきます。
文字より絵で示すほうが有効なこともあるので、子供の様子を見ながらまとめ方を工夫します。
大切なのは、身の回りにたくさんある情報を整理し、そのときに必要なことは何かを気づかせることで、状況に応じて声をかけるなどの手助けも必要ですが、いつも先回りしてしまわないようにします。
少しずつでも子供が自分で判断して行動できるようにしていきます。
また、自分の席にじっと座っていられずに動き回るといった多動性は、ADHDの子供に多く見られる症状で、原因としては、情報や刺激が多すぎて気が散ってしまったり、授業などの内容がわからないので退屈したりすることが考えられます。
対処の基本は、多動を引き起こす原因を見極め、取り除く工夫をすることが大切です。
最初に落ち着ける環境を作り、教室内の掲示物などはできるだけ減らし、授業中の座席は校庭や廊下の様子が目に入りにくい最前列の真ん中にします。
また、指示は一度に1つずつするなど、授業や遊びの説明をわかりやすく行います。
うつ病がんばるな!
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