ADHDの子供の問題とは
落ち着きがない、集中が持続しないなどといったADHDの行動上の問題はとても目に付きやすく、この背景には、発達上の問題や学習面の問題を抱えていることも多いですし、また、学習障害(LD)や自閉症を併存している場合も多くあります。
社会生活に支障が起きている現実としては、問題行動自体をなくすことに目が向けられがちになりますが、本当の問題は本人が感じ、経験している困難なのです。
たとえ具体的な生活能力が十分に備わっていなくても、本人の困難が少なく、それに伴う二次障害に発展しなければ、将来十分に社会生活を送っていくことができます。
逆に、いろいろな教育や訓練によって知識や作業能力を高めることができたとしても、本人自身が不安や困難感を抱えたままである場合には、思春期以降、生活や社会的行動に支障が出る可能性があります。
ADHDの子供に対する対応は、子供自身の存在意義を確認すること、自尊感情をもてるようになることが重要な目的なのです。
好ましくない行動を引き金として怒られてばかりの経験を重ねると、自信をなくしたり自尊心を低下させたりすることにもつながりますので、好ましくない行動よりも、なぜその行動が起こるのかを念頭に置きながら、子供に対応していくことが大切です。
うつ病がんばるな!
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