ADHDのタイプ
ADHDの基本症状は、注意欠格、多動、衝動性の3つですが、この基本症状が全ての子供にはっきり見られるわけではありません。
具体的な1つ1つの症状を取り上げても、落ち着きがない、多動、気が散りやすい、友達とうまく遊べない、物覚えが悪いなど多様で、状況によっても変化しやすく、これらの症状が1人の子供の中で混在することが多いのです。
注意力障害と多動、衝動性を併せ持つ場合がもっとも多く、全体の約8割はこの混合タイプと考えられます。
多動・衝動性が目立たず注意力障害が優位に見られるタイプもあり、注意力障害は目立たず多動・衝動性が優位に見られるタイプもあります。
ADHDの目立つ特徴である多動がない注意欠陥優位型では、ADHDであることに気づかれないでいる可能性が高く、このようなタイプは気づかれないまま成人まで持ち越されることも多いのです。
@混合型
不注意と多動・衝動性の両方がみられます。
□過活動、じっと座っていられない、過度なおしゃべり、急に大声を出す、騒々しい、せっかち、人の話を聞かない、片づけができない、待つことができない、始めたことを最後まで続けられない、イライラしやすい、決まりごとを守れない、自分の興味のなりことには無関心、他人の立場を理解できない、仲良くできない。
A注意欠陥優位型
不注意・集中力の欠如だけがみられます。
□空想にふけりやすい、細かい事に注意を払えない、大変に気が散りやすい、することが乱雑でだらしなく見える、課題に集中できない、1つのことをし続けられない。
□忘れっぽい、物をなくしやすい。
□引っ込み思案になりやすい、物静か、仲間に入れない、人の話を利いていないように見える、生活の日課などを忘れる。
B多動・衝動性優位型
多動・衝動性だけがみられます。
□乱暴、キレやすい、じっとしていられない、他の人と同じ行動がとれない。
うつ病がんばるな!
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