加圧トレーニングの効果とは
加圧トレーニングの特徴は、とても軽い負荷しかかけていないにもかかわらず、筋肉を増やすのにたいへん効果を発揮するというところにあります。
「若返りホルモン」(成長ホルモンのことをこう呼ぶときもあります)が大量に出るので美容によい、軽い負荷なので高齢者にも安全である、などの効果があります。
加圧トレーニングというのですから、何かに圧力を加えるわけですが、それは、筋肉の静脈です。
腕や脚の付け根の部分を特別な加圧ベルトで締めつけ、血流量を適度に制限した状態でおこなうトレーニング法です。
血液が筋肉に流れる入口ではなく出口、つまり、静脈側に圧力をかけることで、短時間で、しかも楽に筋力アップできます。
その特徴は、まず、著しく血行がよくなることです。
血行がよくなると、筋肉へ運ばれる酸素の量が増え、その結果、新陳代謝が活発になり、筋肉が増大するのに適した環境ができ上がります。
圧力によって、一時的に血液が腕や足に滞留しますが、流れ込んだ血液が行き場を探して毛細血管までいきわたることで、血管の拡張が起こります。
筋トレで血管が浮き出る状態と同じですが、加圧トレーニングでは、瞬時にこの状態ができあがるの
です。
また、圧力をかけたり、緩めたりすることは、血液が通常より流れにくい状態から通常より流れやすい状態へと大きく変化することを意味します。
これによって、血管の拡張・収縮の機能が高まり、血管の弾力性も増していくといわれています。
筋肉増加の理由のさらなる要素としては、活性酸素による刺激も考えられ、活性酸素は、老化やがん、そのほかの怖い病気の原因物質という究極の悪者というイメージがありますが、最近の研究でほ活性酸素は少量では害にならないばかりか、細胞の増殖や成長の重要な信号になっていることがわかってきています。
筋トレによって発生する活性酸素が筋肉の細胞を刺激することが、筋肉の増加に効果的な刺激を与えると考えられるのです
さらに、加圧トレーニングによって、通常では考えられないほど大量の成長ホルモンやアドレナリンが分泌されることもわかっています。
それこそ吐きそうになるくらいきついトレー二ングをした場合と同じくらい、あるいはそれよりも多く分泌します。
ですから、脂肪を分解するうえでも効果が高いのです。
わかりやすい現象としては、即発性の筋肉痛が早くやってきます。
つまり、あっという間に、筋肉に激しい運動をしたあとのような「焼けるような」鈍痛を感じます。
実験の結果では、20%1RM程度の負荷で筋肉が増強されることがわかっています。
二○パーセントというのほ極めて軽い負荷です。
40%1RMの加圧トレーニングならば、80%1RMの通常トレーニングとはとんど同じ効果が得られることもわかっています。
80%1RMの筋トレは、アスリートもおこなうもっとも理想的な筋トレです。
それが、ごくごく日常的な40%1RMという軽い負荷で同じ効果が得られるのですから驚きです。
ごく軽微な負荷で筋肉が効果的に肥大化するのですから、誰でもやってみたくなるかもしれません。
しかし、外から血流を制限するわけですから、やり方を間違えれば、大袈裟でなく、命にかかわります。
不適切な圧力をかけることによって血栓ができる危険性もあるのです。
最近では自宅でもできるようにと専門の器具やスーツも販売されていますので、こちらは専門店に足を運び、指導を受けるようにします。
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