筋肉が脂肪を燃焼させる?
筋トレは無酸素運動ですが、「無酸素運動=筋トレ」というわけではありません。
無酸素運動は、短距離の全力疾走に代表されるように、酸素を取り込まずにおこなわれる運動のことです。
短距離の全力疾走などは、普段、運動をしていない一般の人には危険です。
極端な血圧の上昇をまねき、心臓や血管の負担になります。
しかし、だからといって、「無酸素運動は危険」「無酸素運動ほ避けるべきだ」というのは、少し違います。
実際には、そういういわれ方が頻繁になされるのですが、注意が必要な無酸素運動は、短距離の全力疾走のようなものだけです。
「筋トレほ無酸素運動ですが、無酸素運動は筋トレではない」のです。
ですから、「筋トレほ無酸素運動だから危険」といって避ける理由は、どこにもないのです。
それどころか、筋肉を太くし、筋肉量を増やし、代謝の高い体にするには、筋トレがもっとも近道です。
エネルギーの最大の消費者ほ筋肉で、基礎代謝は、運動によるエネルギー消費の二倍以上で、エネルギー消費の約四割が筋肉によるものです。
ということは、筋トレは、結果的に「エネルギー消費の高い、代謝のいい体にするための運動」です。
つまり、体のなかでも、もっとも積極的にエネルギーを消費する筋肉を強化するのに、効果的な運動なのです。
筋肉を目に見えて増やすには、できれば三か月以上の筋トレが望まれ、筋肉量増という効果が、わずかにでも見込まれるまでには一か月はかかります。
決して楽ではありませんが、筋肉が増えればそれだけで代謝が上がります。
そもそも筋肉というものは、何もしなければだんだんと細くなり、少なくなっていくものです。
つまり、何もしなければ、加齢の力に負けてどんどん衰えていくのです。
それを理解しているなら、増やさなくても減らさない努力をしなければなりません。
そのためには、筋トレが必要です。
筋トレによって増強された筋肉、あるいは維持された筋肉は、エネルギーを消費します。
そして、体脂肪を燃焼してくれるのです。
しかし、筋トレそのものでは、体脂肪は消費されません。
筋トレを含めた無酸素運動で使われるのほ、ほぼ一〇〇パーセント糖質だからです。
無酸素運動中には体脂肪はまったく使われません。
ただし、筋トレによって鍛えられた筋肉は、何もしていないときに、体脂肪をエネルギー源として消費してくれます。
●有酸素運動は脂肪を消費する。
●しかし、有酸素運動そのものによるエネルギー消費は、それはど多いわけではなく、また筋肉を増やす効果も低い。
●一方、筋トレは、運動中は脂肪はまったく消費しないが、エネルギーの最大消費者である筋肉を増やす。
ということです。
つまり、一見、脂肪を燃焼しない運動だと思われている筋トレこそが、実は脂肪を燃焼させる近道なのです。
有酸素運動と筋トレには、それぞれを補い合う特徴があり、どちらもうまく活用して、いかに効率よくエネルギーを消費するか、脂肪を消費するかということが大切なのです。
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