運動をしていないときに脂肪を消費
三か月間、筋トレすると、安静時代謝が五パーセントから七パーセントくらい増えます。
中肉中背の平均的な成人男子なら、一日あたりにすると、一〇〇キロカロリーから一五〇キロカロリー増えるということです。
これは、四五分から六〇分間のウォーキングによって消費されるカロリーとはぼ同じです。
ウォーキングなどの運動は、運動をおこなったその日だけエネルギーが消費されるのですが、安静時代謝は、何もしなくても毎日加算されます。
一年三六五日、毎日、消費されますから、これだけで、三日に一度、四五分のウォーキングをする三倍ものカロリーが消費されることになります。
一年で三キログラム体脂肪が減るということです。
プラス、三日に一度、四五分のウォーキングをすれば、プラス一キログラムですから、一年間で四キログラム減らすことが可能ということです。
体重ではありません、体脂肪だけで四キログラム減らせるのです。
二年続ければ八キログラム、たいへんな数字です。
メタポリックシンドローム予備軍程度の人なら、体脂肪八キログラム減はなかなかの数字です。
ここで示した数字は、筋肉量を増やしたあとのことです。
すぐには筋肉は増えませんから、相応の努力をしないとこの数字ほ実現しませんが、「筋肉を動かすと、即、代謝が上がる」という現象が起こります。
しかも「代謝が高い状態が、六時間以上も続く」ということです。
ということは、筋トレに並行しておこなう有酸素運動は、筋トレのすぐあとでなくてもよいということです。
さらにいえば、筋トレで脂肪を分解しておけば、有酸素運動で、即、脂肪を燃やすこともできるということですから、二〇分たってからでなければ脂肪は燃えない、という有酸素運動における脂肪燃焼の前提そのものも変わってくるのです。
筋トレをしたあとの運動は、多少時間を空けても、少しずつでも効果が見込めるということです。
「コマ切れ」でもよく、「分割払い」でもよいということになるのです。
とにかく、まずは筋トレで、そこまでいかなくても、筋肉をよく動かし、少なくとも筋肉を維持することが大切です。
体脂肪を効率よく減らすには、筋肉運動から始めるのです。
一口に筋トレといってもいろいろで、年齢によっても、体力、状態によっても、課すべき筋トレメニューは変わってくるのです。
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