やせるための有酸素運動の効果は?
ダイエットのための運動というと、誰もが有酸素運動といいます。
運動で体脂肪を消費するにほ、有酸素運動しかないからですが、一方で、筋トレで代謝の高い体をつくってから、有酸素運動をしたほうが効果的、という事実があります。
筋トレは、有酸素運動でほなく、無酸素運動に分類されます。
日本では、まだあまり筋トレの効用について知られていません。
これに対して、運動科学の先進国アメリカでは、すでに一〇年以上前から、健康のために筋肉トレーニングが推奨されてきました。
アメリカは一九九〇年代に入り、高齢者の転倒事故の増加を防ぐことを目的に、筋・骨格系を維持する運動として、筋肉トレーニングが注目されはじめたのです。
日本でも早くから、健康のためにほ筋肉トレーニングが大切だ、と主張してきた人たちもいました。
しかし、アメリカでも一九八〇年代までほ、生活習慣病を予防するには有酸素運動が必要であるという気運が高かったため、いまだに日本ではその風潮がぬぐいきれていないのが現状です。
たとえばフィットネスクラブなどに行き、脂肪を減らしたいということでプログラムを組んでもらっても、必ずといっていいくらいに、まずエアロビックを薦められます。
エアロビックほもちろん有酸素運動のことです。
また、「脂肪を燃焼するにほ二〇分以上早足で歩くとよい」などといった情報ほ、それはどダイエットに興味のない人でも、知っています。
運動科学では、その人が一番ほしい効果が上がる運動を最優先でおこなうことによって、効率的にその効果を得ることができる、とされているからです。
運動による脂肪の消費を最優先とするならば、まず有酸素運動をおこないます。
つまり、ダイエットのための運動といっても、すぐに脂肪を消費したいのか、それとも脂肪を消費しやすい体をつくりたいのかで、まったく違うものになってしまうということです。
「ダイエットのための運動=有酸素運動」という世間の認識は間違いとはいえませんが、大正解ともいい切れないのです。
だからといって無酸素運動といえば、こちらは運動そのものでは脂肪を消費してくれないのです。
ダイエットの前に、「健康のために」というフレーズをつけるなら、まずは筋トレによる無酸素運動で代謝の高い体をつくり、そのあと有酸素運動を継続的におこなうとよいのです。
そのほうが高い効果が見込め、太りにくい体をつくるのです。
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