成長ホルモンが体脂肪を分解?
体脂肪を消費するステップには、分解と燃焼の二つの過程があり、まず脂肪を「分解」し、その分解した脂肪を「燃焼」するという、ステップです。
この二つを完結させて、はじめて体脂肪が消費されるということになります。
単に脂肪を消費するといういい方もしますが、実際には二つの現象に分けることができ、かつ、二つとも満たさないと、脂肪を消費したことにはならないのです。
体脂肪というのは、脂肪組織の脂肪細胞に中性脂肪という形でたまっています。
これを分解するということは、「脂肪酸」という酸と、「グリセロール」というアルコールの二つの物質に分解するということです。
体脂肪の分解にほ、交感神経とホルモンが鍵になります。
交感神経というのは、体が強く活動した時に働きます。
一方、睡眠時、休息時に働くのは、副交感神経です。
運動をすると、交感神経が活性化され、副腎からアドレナリソが分泌され、このアドレナリソは脂肪の分解を促進します。
筋トレによって脂肪は消費されませんが、分解はするということなのです。
どんな筋トレでもそれなりに分解はおこりますが、うまく筋肉を動かすと、「成長ホルモン」というホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンがすごく、アドレナリンよりも、もっと強く脂肪を分解する作用をもっているのです。
脂肪を分解する、一番強いホルモンなのです。
しかも、成長ホルモンが脂肪を分解するという作用は、成長ホルモンの分泌そのものが終わったあとも続き、最低六時間は続きます。
筋肉運動後に六時間は代謝の高い状態が続く理由はここにあります。
分解作用の継続性が、アドレナリソと成長ホルモンの違うところです。
成長ホルモンによって、脂肪を分解する時間が延長されるのです。
運動が終わっても、少なくとも六時間、体脂肪が分解され続けるということです。
さらには、この成長ホルモンやアドレナリソは、有酸素運動のあとの筋トレでほ分泌が著しく低下することも判明しているのです。
筋トレをしてから有酸素運動という順番の大切な理由なのです。
●筋トレ、あるいは筋トレに相当するような筋肉を動かす運動によって、アドレナリンと成長ホルモンが分泌される。
●アドレナリンと成長ホルモンは、体脂肪を分解する。
●有酸素運動のあとの筋トレでは、アドレナリンや成長ホルモンはあまり分泌されない。
●したがって、体脂肪を分解するためには、先に筋トレをすることが重要である。
さて、分解された状態で脂肪がどうなるかというと、血液に乗って体中をぐるぐるまわっています。
しかし、そのままでは消費されません。
燃やさないと脂肪を消費したことにならないからです。
積極的に燃やすには、有酸素運動で、とくに運動をしなくても燃焼されますが、積極的に燃やすには、有酸素運動が効果的です。
脂肪が分解されている状態で有酸素運動をおこなうと、分解され、血液中にある脂肪が燃料として燃やされます。
ここではじめて、「運動によって体脂肪を消費した」というプロセスが完結します。
どんなモノでも動くためにはエネルギーが必要で、筋肉も同じです。
動かすためにはエネルギーが必要で、、筋肉は、動くためにエネルギーをくださいという信号を物質として出すのです。
それが脂肪に作用し、脂肪が分解されて、エネルギー源として筋肉に供給され、脂肪が消費されるのです。
筋トレでは脂肪を直接的には消費しませんが、筋肉を増やす、増やさないまでも維持することによって、代謝の高い体をつくり、さらに、筋肉を動かしたあとにほ、脂肪を燃焼しやすい状態をつくってくれるのです。
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