睡眠のリズムとおしっこの量
生まれたての赤ちゃんは、昼や夜の区別のないままに、一定のリズムでおしっこが作られて、1日中おねしょをしている状態です。
それがいつの間にか、日中にたくさんのおしっこを作って、夜眠っている間のおしっこの量が減っていき、おねしょをしなくなっていくのです。
新生児の赤ちゃんは、ミルクの時間を除いて昼や夜の区別なく、ひっきりなしに眠って、1日の7〜8割を眠って過ごし、この眠りのパターンを多相性睡眠といい、この睡眠リズムの段階にある赤ちゃんに尿量をみると、睡眠と同様に昼や夜の区別なく1日中同じようにおしっこが作られているのです。
大人の眠りのリズムは、日中は起きて活動し、夜間に集中して眠るといった睡眠の谷が1つだけという単相性睡眠のパターンになっています。
この大人型のリズムになると、おしっこは日中にたくさん作られ、寝ている間のおしっこの量はぐっと減っていきます。
朝目が覚めたとき、子供の頃のようにすぐさまトイレに行かなくてすむのは、一晩に作られるおしっこの量が少なくなくなったからなのです。
生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの眠りのリズムは、夜間に集中して眠るようになって、午前と午後のお昼寝をするパターンになり、大人型のリズムに近い三相性睡眠といわれるパターンがみられるようになります。
この頃の赤ちゃんのおしっこの量をみると、夜間の尿量が減ってきて、朝おむつがぬれていない赤ちゃんも見られるようになります。
ただし、赤ちゃんが目覚めて泣いたりすると、腹圧がかかって反射的におしっこをすることはあります。
1歳を過ぎると、午前と午後のお昼寝が合体して午後だけのお昼寝になり、夜間の睡眠と1回のお昼寝を合わせて二相性睡眠といいます。
また、夜眠っている間の尿意がもう少し減っていきます。
そして、幼児期後半から入学する頃には、お昼寝をしなくなり、大人型の単相性睡眠になります。
しかし、大人と比べて睡眠時間が長いのが特徴で、ここになると、夜眠っている間の尿量はかなり減ってきて、おねしょをしなくなり、日中にしっかりおしっこをするようになるのです。
うつ病がんばるな!
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