年齢によるおねしょの心配度
幼児期のおねしょには、放っておいてよい心配ないおねしょと、おねしょ対策が必要なおねしょがあります。
心配ないおねしょとは、夜眠っている間の尿量も減って、膀胱機能も安定して、おしっこがためられるようになった状態に近づいていることがわかるおねしょです。
例えば、明け方だけのおねしょやときどきのおねしょなどです。
心配なおねしょは、夜眠っている間の尿量がとても多かったり、膀胱に十分な量のおしっこをためられない状態にあることをいいます。
例えば、寝入りばなにするおねしょで、一晩に2回も3回もする状態で、しかも夏になっても改善のきざしのないおねしょです。
6歳になっても、季節に関係なく毎晩のおねしょが続く場合は、学童期になっても続く可能性が高く、重症の場合もあります。
2歳代でおねしょをしている子供は、6割以上いますから、おねしょをするのは当たり前の時期で、寝入りばなにしていても心配はありません。
3歳代では、4割以上がおねしょしていますから、心配はいりませんが、毎晩している場合には、寝入りばなにしていないか、日中おしっこが近すぎないかを観察してみます。
4歳代では、約3割の子供がおねしょをしていますが、毎晩する子供は1割弱となります。
毎晩する場合は、前年の同時期のおねしょと比べてみて、多少よくなっていたら経過を見守り、全く変わっていないなら、寝入りばなのおねしょかどうかをみてみます。
寝入りばなの場合には、少し心配で、夜眠っている間の尿量が250cc以上だったり、布団がぐっしょりぬれるなど極端に多いようなら、水分のとりすぎに注意します。
また、日中の1回の排尿量をはかり、1回のおしっこの量が100cc以下というように、極端に少なかったら、用心のためのトイレの促しをやめます。
5歳代では、2割弱の子供がまだおねしょをしていますが、毎晩のおねしょは、わずか4%です。
寝入りばなにしていて、毎晩2回以上の場合には、一時的に紙おむつを使って、一晩の尿量をはかり、また、日中の1回の尿量をはかって、膀胱にどれくらいためてトイレに行っているかを確認します。
うつ病がんばるな!
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