おねしょはしつけが悪い
おねしょがいつまでも続くと、ついイライラしてあせってしまい、まして、下の子供が先に自立していたりするとなおさらですし、同年代の友達と比較してしまいがちになります。
特に、毎日の洗濯や布団干しだけでも大変な梅雨時や冬などは、ついつい悪いとわかっていても叱ったり、嫌味をいってしまうこともあります。
おねしょは、母親のしつけが悪いからといった考え方が今でも根強くあり、おねしょが続くと、周りの人からまるで母親失格みたいに嫌味を言われてつらい思いをすることもあります。
しかし、おねしょの原因はお母さんのしつけのせいではなく、おねしょというのは、生理的な発達が早いか、遅いかに影響されるもので、ある意味では体質の問題であるともいえます。
ですので、あせってどうなるものでもなく、かえって怒ったり愚痴っぽく子供にあたると子供との関わりも悪くなり、おねしょを克服しようという子供の意欲まで損なうことになります。
あせらずに、おねしょがどこまで治ってきているかを冷静に見ながら支えていくことが大切なのです。
おねしょというのは、眠っている間に、体が勝手に尿をたくさん作って、あるいは膀胱にためる力がなくて、膀胱からあふれ出してしまうことで、自分の意思でコントロールすることができない出来事なのです。
眠る前に、今日こそおねしょをしないようにと決意してもどうにもならないことなのです。
朝、目覚めたときに、ぐしょっとぬれていて、子供はそれこそ1日のはじまりが暗い気持ちとなってしまい、その上に「またおねしょして!」なんて怒られては、子供の暗い気持ちに追い討ちをかけるようなものです。
しつけというのは、自分で努力すれば乗り越えられる課題を対象とするもので、おねしょの場合は、努力しても必ずしもすぐにその効果が目に見えるものではないのです。
努力したのにまたおねしょという状態が続いて、もう嫌になってきているところに怒られては、本当に子供がかわいそうなのです。
お母さんは、その子供のみじめな気持ちを理解することが大切なのです。
うつ病がんばるな!
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