解離型夜尿症の治療
解離型夜尿症は、がまん訓練などをがんばってもなかなかよくならないので、それだけに子供を叱らずに励まし続けることが大切です。
一生懸命がまん訓練をして、日中は300〜350ccためられるようになっても、夜間は200cc以下の尿量で失敗してしまうのです。
努力の結果が報われないため、子供が次第にやる気がなくなってくる場合もあり、心身症といわれる状態になることもありますから、子供を責めることなく、勇気付けていく必要があります。
この夜尿症の治療は、根気強くがまん訓練をしていくことが第一で、薬物療法としては、尿失禁治療薬を就眠前に服用させます。
また、冷え症状によって夜尿が悪化することが多いので、寝る前にゆっくり入浴する、寒い季節の場合には布団を少し温めておくといった冷え対策も重要です。
根気よく治療していくうちに、徐々に夜間の機能的膀胱容量が改善し、大きくなっていきますが、せっかく膀胱機能が拡大しても、尿量が多くなれば、またあふれて夜尿となってしまいます。
ですので、夜間の尿量が増えないように、水分の飲み方にも十分注意し続けることも重要となります。
この解離型の難知性夜尿症は、時間がかかりますが必ず治っていきますから、あきらめないで根気よく治療を続けていくことが大切なのです。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|