点鼻薬と薬の終了
デスモプレシン点鼻薬は、点鼻して鼻粘膜から薬を吸収させるもので、特に夜間睡眠中の尿が薄くて多い夜尿症児に効果的です。
この点鼻薬は、脳下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが不足している際に、人工的に合成された抗利尿ホルモンを鼻粘膜から吸収させて、血液を介して腎臓に働いて尿を濃くし、尿量を減らそうとするものです。
点鼻薬は、効果ある場合には、すぐに夜尿が消失します。
副作用としては、顔のむくみ、頭痛、嘔吐、極端な場合にはけいれんといった水中毒症状が出る恐れがありますから、水分摂取のコントロールが重要です。
薬を用いる場合、治療期間中の夜尿が完全に消失し、休薬期間中の夜尿が週1〜2回と少なくなった段階で、薬物療法を中止します。
その後、2ヶ月の経過観察期間に夜尿が消失していた場合、治癒と判断して治療を終わりにします。
治療を中止して経過観察中に、夜尿がみられた場合、その夜から1週間だけ治療を行うようにし、夜尿癖が続かないようにします。
夜尿というのは、夜尿をしない期間が連続して4ヶ月以上続くと、夜尿をしない習慣がついてくるのです。
うつ病がんばるな!
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