夜尿症の薬
夜尿症の薬として、三環系抗うつ剤があり、これは、もともとうつ的な状態を明るくしてくれる抗うつ作用があり、神経科で用いられている薬です。
三環系抗うつ剤には、抗利尿ホルモンの分泌を促す作用があり、結果として夜間睡眠中の尿量が減るので、ぐっしょり型に用いられます。
また、抗コリン作用といって、日中のちびりやぬれ方の少ない少量の夜尿に関係する膀胱尿道括約筋の機能を改善してくれるので、混合型に用いられる場合もあります。
膀胱尿道括約筋は、水道の蛇口の役割をしているところで、その機能が弱いと少量のちびりを生じますので、その機能をよくしてくれます。
副作用としては、最も多いのが食欲不振、吐き気といった消化器系の症状です。
また、尿失禁治療薬を使う場合もあり、薬理作用としては、膀胱・尿道括約筋にはたらいて、尿をちびらなくさせる抗コリン作用と膀胱機能を安定させ、機能的膀胱容量を増大させる効果が期待されています。
副作用としては、唾液の分泌が減って口が渇く、口臭がする、涙腺の分泌が減って目が渇くなどです。
また、自律神経調整薬を使う場合もあり、日中のちびりや少量のみの夜尿が時々みられるといった軽い症状の場合は、単独で使用することもあります。
うつ病がんばるな!
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