禁煙を始めてからの体の変化
<禁煙1分>
最後の一本を吸った直後で、ニコチンが体内に行きわたった状態です。
肺にはニコチンやタールを含んだ煙が充満し、血管は収縮していますが、周囲の人が副流煙による被害を受ける心配はありません。
<禁煙30分>
収縮していた血管が元に戻り、手足の血行も改善してきます。
血圧や脈拍が下がりはじめ、身体はニコチンを求めはじめるので、ヘビースモーカーの人はもうイライラしてくるころです。
<禁煙3時間>
日常的にたばこを吸っている人にとって、三時間はがまんできる限界の目安で、たばこを吸いたくてかなリイライラしてくるころです。
ここが頑張りどころなので、禁煙ガムなどを噛んで耐えます。
<禁煙8時間>
血液中の一酸化炭素濃度が減り、酸素濃度が正常に戻ってくるため、呼吸しやすくなります。
人によっては、のどの痛みやイガイガが改善したと感じることもあります。
<禁煙1日>
血液中の一酸化炭素濃度が正常値に戻り、血圧も改善されます。
一日目を無事に東リ越えられるかどうかは禁煙が成功するか否かの最初の分岐点になるので、気持ちを引き締めます。
<禁煙3日>
たばこによっておかしくなっていた味や匂いが正常に感じられるようになり、食事をおいしく食べられます。
ニコチンが体内から完全に抜け切るころなので、さまざまな変化を実感できるはずです。
もっともたばこが欲しくなるときです。
<禁煙1週間>
体内で再び、アセチルコリンがつくられるようになるため、ぐっすりと眠れるようになります。
寝起きがよくなったと感じるのもこのころです。
身体全体の血行がよくなるため、肌にもハリ、ツヤ、透明感が出てきます。
女性の場合は化粧のりもよくなり、鏡を見るのが楽しくなります。
冷え性だった人は、気がつくと手足の冷えをあまり感じなくなっています。
<禁煙1ヶ月>
禁煙の第一段階が終了し、苦しかった離脱症状からやっと抜け出せるころです。
イライラすることも少なくなりますが、ここで油断は禁物で、「一本くらいなら」とたばこに手を伸ばすとすべてが台なしになってしまいます。
<禁煙3ヶ月〜1年>
咳や痰、鼻づまり、息切れなどがあった人は、ほとんど改善しているはずです。
身体のだるさや疲れやすさもなくなり、活動的になります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発率は三分の一に減り、心筋梗塞のリスクも半減しています。
<禁煙5年以上>
ここまで禁煙が続けば、肺がんのリスクも激減し、非喫煙者と同程度になります。
COPDの発症も大きく遅らせることができます。
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