いつか禁煙するなら吸ってもいい
肺というのは非常にタフでがまん強い臓器なのですが、その代わり一度壊れてしまうと二度と元には戻りません。
本当にまだ元気な三〇代、四〇代のうちに将来のことを考えて禁煙することは非常に意味がある大切なことなのです。
もし、肺年齢が七〇歳過ぎの人が四五歳から禁煙すると、その時点から肺機能の低下スピードはたばこを吸わない人と同じくらいになります。
その場合、はっきりと症状が現れる時期を八〇歳過ぎまで延ばせるのです。
男性なら平均寿命を超えるわけですから、それくらいまで延ばせるなら何とか天寿をまっとうできます。
禁煙は何歳から始めても遅すぎるということはなく、必ず効果はありますが、そう考えると、「四〇〜四五歳」というのは非常に大きなターニングポイントになります。
四五歳くらいまではたばこを吸っていたとしても、そこでキッパリとやめることができれば、その後の人生はギリギリ何とかなるわけです。
もし、肺年齢が高いことからCOPDなどの病気が発見され、禁煙などの治療を始めた場合は、肺の老化が食い止められたり、肺年齢を若返らせたりすることもできます。
スパイロメ一夕ーという器具は一般にはあまり知られていませんが、そんなにめずらしいものでも特別に高価なものでもないので、ほとんどの大きな病院には備えられていて検査を受けることができます。
個人医院や診療所などでも受けられるところはたくさんあります。
検査費用もCTスキャンの検査などに比べるとはるかに安いので、たばこを吸っている人や吸っていたことがある人はぜひ定期的に、この検査を受けることが大切です。
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