歯周病や肌の老化の危険性
たばこの煙に含まれるタールは、口のなかに入ってくるため、口内環境を悪化させます。
「ヤニがつく」といわれるように、タールは歯の表面に付着して黒ずみなどの変色を起こします。
また、ニコチンや一酸化炭素の作用で歯ぐきの血流が悪くなることで、歯ぐきの色も不健康に黒ずむほか、たばこを吸わない人に比べて「歯周病」が発症するリスクが二〜九倍に上昇します。
歯ぐきの血流が悪くなると、白血球の働きも悪くなって、免疫力が低下し、虫歯菌や歯周病菌がどんどん繁殖します。
また、たばこは、肌の老化も促進させるといわれており、たばこのニコチンや一酸化炭素が、皮膚に栄養を送る毛細血管を収縮させてしまうため血行が悪くなり、新陳代謝も悪化します。
そうすると肌は乾燥しやすくなり、シワやくすみが進行するなどの老化現象を引き起こすのです。
また、ニコチンはメラニン色素の代謝に大きく関連しているビタミンCを破壊する作用もあることから、シミができやすくなるなどの悪影響もあります。
さらに、たばこを吸うことで大量に発生する活性酸素も肌に悪い影響を与えます。
真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうので、肌のハリや弾力も失われてしまうのです。
たばこを吸っている人は、高価な化粧品を使ったり、高級エステサロンに通ったりするよりも、禁煙することが一番美肌効果を感じられるはずです。
しかも、禁煙によるさまざまな身体変化のなかでも肌の変化は意外にも早く、禁煙後二週間ほどで現れます。
周囲の人が最初に気づく変化も「美肌効果」だと思います。
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