動脈硬化や胃潰瘍やEDの危険性
たばこを吸うとニコチンの作用で血管が収縮し、血圧上昇を引き起こします。
このために心臓に負担がかかるほか、一酸化炭素の作用により悪玉コレステロールの働きが活発化するなどして、動脈硬化が進行します。
これによって、「狭心症」や「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「クモ膜下出血」などといった生命にかかわる病気のリスクが飛躍的に高まります。
心筋梗塞とは、心臓自体に栄養を送る動脈が詰まって血流が悪くなることで、心筋に血液がいかなくなり心筋が壊死する病気です。
脳梗塞とは、脳に栄養を送る動脈が詰まることで脳虚血を起こし、脳組織が壊死、またはそれに近い状態になる病気です。
脳出血とは、脳内の血管が高血圧や動脈硬化などが原因で破れて出血し、血液が脳に侵入して脳機能に障害を与える病気です。
突発的に起こることが多く、死亡率も高くて非常に危険です。
また、たばこを吸って血流が悪化すると、胃腸の粘膜にも十分な血液が行きわたらなくなります。
胃潰瘍も十二指腸潰瘍も、消化性潰瘍とも呼ばれる潰瘍の一種で、本来は、食べたものを消化するために分泌される胃液が、胃や十二指腸の粘膜を溶かしてしまうことによって起こります。
近年、盛んにいわれている四〇歳以上の男性の「ED」(勃起障害)も、たばこを吸う人は吸わない人の二倍なりやすいというデータがあります。
このEDは、血管が閉じてしまうために血流障害が起きて、勃起が困難になる病気です。
血管を収縮させて血流を悪くするたばこのニコチンが、勃起を妨げる可能性があります。
ちなみに、EDの治療薬のバイアグラは血管を拡張させる薬です。
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